ももんじ通信

ライフログ的なにか

フロカツのすすめ

最近つくづく思うのは、できれば大方の作業をiPhoneで終わらせてしまいたいということです。

正直、はてなブログのリンクの処理もiPhoneでできたらな〜というのが本音。

思えば大抵の作業はiPhoneでできてしまう。ブログの更新から設定、さまざまな情報収集、アイデア出しまで。

私は最近、風呂に入っている時間を色々な作業を行う時間に充てている。

風呂に入ってる時間は風呂に入ることに集中しろ!という意見もあるようだけど、正直風呂での作業ははかどる。

まず、風呂場には気持ちを乱す娯楽が一切ない。そのため、やらなくてはいけない作業をほっぽって遊んでしまうことはほとんどない。

次に、湯船につかった状態で作業を行うと、血行が良くなるので脳みその働きがとてもはやくなる気がする。それまで考えたこともなかったアイデアがポンと浮かぶこともある。

最後に、区切りの良いところまで作業を進めることができる。風呂に入る前に目標を決め、それが終わるまでは風呂から出ないと心に決める。時間が経てば経つほど風呂にいるのが苦痛になってくるため、頑張って作業を終わらせようとする。だから、区切りの良いところまで作業を終えることができるのだ。

自分なりにはかなりの大発見なのだが、どうだろうか。しかし一向に私の肩こりが改善しないのはもしやこのフロカツのせい?長い時間湯船に浸かって汗を出すこの風呂での作業は週に1〜2回しか行わない。「やってみたいな」と思っていただいた場合には用法容量を守ってお使いください………。

 

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2018/06/03 追記

その後iPhone7は誤って浴槽に落としたことにより、水没判定を食らいました。画面に謎の亀裂が入るも、液晶に入り込んだ水だと判明。しばらくして乾いて何事もなく………鳴りを潜めているだけかも。

浅草に行ってきたはなし

ゴールデンウィークの間暇だったので浅草に行ってきました。

お休み真っ只中だから混んでいるかと思いきや、そうでもなかった。

外国の、特に欧米の方が多い印象。

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とりあえず浅草に行くと浅草寺に行く図。

伝法院庭園特別拝観と大絵馬寺宝展(5/7まで)が開催中だったので、立ち寄ることに。

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閉まっちゃった後だけど……外観

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普段見られない角度の五重塔スカイツリー

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五重塔相輪旧宝珠。東日本大震災では154キロあるこの宝珠が落下したものの、賑わう通りではなく誰もいなかった伝法院庭園に落ちて怪我人が出なかったとのこと。

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広々とした庭園。

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たぬきがたくさん。

庭園の中央は島になっていて、いろいろ有難いものがあるそう。

大絵馬寺宝展は、さまざまな意匠で製作され奉納された大絵馬が飾られていた。観音様に由来する民話や当時の職人の技術を見せつけるようなものなどかなり多岐に渡っていた。中でも「浅茅ヶ原の鬼婆」(観世音霊験一ツ家の旧ことに)を題材に取った絵馬は歌川国芳の作画だとか。

浅茅ヶ原には鬼婆とその娘が住んでおり、宿を求めて訪れる旅人を殺して生計を立てていた。殺された旅人が999人に及んだことを嘆いた観世音菩薩は麗しい稚児に身をやつすと鬼婆の家に1000人目の旅人として泊まりに行く。娘は稚児に魅了され夜中に忍んで稚児の元を訪れるが、そうとは知らない鬼婆は自らの娘を手にかけてしまう。嘆き悲しんだ鬼婆は自らも池に身を投げて死んでしまう………。

私が知ってた鬼婆伝説は、単なる旅人を鬼婆が殺していくものだったが、展示では少し内容が異なっていて旅人を殺す鬼婆は実は仏界の偉い方の化身で、殺す旅人は悪人ばかりで娘と鬼婆も死後は仏界でまたもとの姿を取り戻す……という内容だった。バリエーションも多い話なのだと思う。

展示室の中は撮影禁止だったので、代わりの資料が以下のリンクです。

浮世絵×霊験:神奈川県立歴史博物館

衝撃的だったのは、かなり古い木製の資料が出入り口の日も当たって外気に触れる場所に置かれていたこと。大丈夫か!!?と正直心配でした。限定公開だからいいのかな…?

本当に軽い気持ちで拝観した伝法院庭園でしたが、なんとこの時期にしか公開されていない貴重な庭園だったようです。国指定の名勝で、明治時代までは一般客は足を踏み入れることさえできない場所だったとか。

次回の公開は来年の3月ごろのよう。大変運がよかった……。

伝法院はいつ入れる?一般公開期間や見所を知り庭園を楽しもう! | 浅草観光のオトモ

 

さて、浅草にきたら浅草公会堂脇のオレンジ通りの「オレンテくん」を拝んで帰るルーティンになっています。

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夜中には仄暗い明かりの中、ミラーボールのチラチラとした明かりの中で佇む彼の哀愁ったら……。見ずには帰れない隠れた名スポットです。今回は昼間に撮ったので、健全み溢れるオレンテくん。

当日券に並ぶはなし

観劇を趣味にしていると、当日券に並ぶという瞬間が訪れる。大抵の当日券は並ばずに買うこともできるが、稀に特に人気のある公演となると、並ぶという手続きが必要になるのだ。

当日券の並び方にはいくつか種類がある。

まず、抽選式の当日券。これは超超人気な公演(ジャニーズが出演しているなど、特定のファンが集中する場合)に多い。集まった希望者にくじを引かせその番号に応じて当日券の販売順を決めるのだ。この場合、並ぶのはくじを引くためである。

次に、公演ごとに当日券を販売する場合がある。たいていは開場時間の1時間前に販売が開始され、原則としてそれより前に列を形成することは禁止されている。まあ、あくまで禁止されているだけで、自主的に並ぶ人はかなり多いのだが……。並ぶ時間は1時間前後であり、座り込みが禁止される。許容できる長さの時間のため、並んでいる面々も大人しくしている。

最後に、その日の公演のチケットが何枚出るかがわからないため、買えるまで並び続けるというイレギュラー中のイレギュラーなチケット販売がある。これは、某人気俳優さんのK伊國屋ホールでの一人芝居の当日券販売で唯一体験したことがある。

その日は3公演開催され、何も知らない私はサイトで確認して朝イチの公演の当日券販売時間を考え午前8時過ぎには窓口に向かった。まさに長蛇の列で、幾度となくその日に何枚チケットが出るかわからないと告げられたのを覚えている。朝の公演のチケットが売り始められると、店舗の階段に並ばされた列がどんどん短くなって行くので期待はしたが、あっけなく売り切れ。昼の回では5人前で切られてしまい、その時点で既にフルタイム勤務くらいの時間は立ち続けている状態だった。耐えきれず、列に並んだ客がひとり、ふたりと座り込み始める。確かに座り込みは禁止されているが、あくまでこちらも客である。何時間も売られるかわからないチケットのために立ちん坊で並んでいるのだ………。そう思い始めた刹那、チケットセンターの奥からロマンスグレーなおじさんが飛び出してきたかと思うと「座り込まないで!ダメダメ!立って!」と列に向かって声をかけ始めた。わたしは愕然とした。足はもはや棒のようで、さらに言えば飲み食いも出来ないため、喉はカラカラお腹はペコペコだった。

こうなればもはや意地だ。無言のまま連帯感を強めた列は、座り込まないギリギリのラインで体を壁に預けるという選択を取った。低い姿勢でめいめいに時間を潰す列に30分もしないうちに座っても良いという許可が下りたのは、ひとつの勝利のように感じた。

いま思えば、なぜその公演は抽選で当日券を売るという手段を取らなかったのだろうかと甚だ疑問である。劇場のあるフロアの店舗の廊下にズラリと行列をつくり、朝から晩まで座り込みを規制しながら耐えさせる必要は果たしてあったのだろうか。単にノウハウが無かったのか、抽選はしない主義だったのか………今となっては真相は藪の中である。

 

 

 

立ち見券はもう少し安くて然るべしと思うはなし

昨日、観劇における低等級の席について述べた。低等級の席を選ぶときは、それなりの値段であったり、低等級席を取ったという心構えがあるからあえてそちらを選択することも視野に入れるメリットはあるということだった。

しかし、わたしにはどうしても許せない席が存在する。それが「立ち見席」である。

これまでわたしも何度か立ち見席を求めて劇場に足を運んだことがある。立ち見券を買いに行く理由としては「その公演がど〜〜〜〜しても見たい!」という気持ちが抑えきれないというのが主な理由だが、それにしても立ち見席と言うのは許せないいくつかの理由がある。

そもそも、観劇というのは椅子に座ってプログラムを楽しむという部分まででワンセットだと思う。つまり料金の半分……いや、3分の1は椅子に座ってプログラムを見られるという部分に発生しているのだとわたしは考える。だいたい、劇場に備え付けられた椅子でもないスペースを、そもそも頭数に入れていないスペースを客席として販売しているのだからある程度のディスカウントはあって然るべしなのではないかとわたしは思う。

わたしが今まで購入したしたことのある立ち見券は、通常料金と同じか500円安いというものであった。

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某大師匠の会でも立ち見は1000円引きである。もともと客席として想定していない場所に客を入れて、通常とほとんど変わらない料金を取るのは暴利ではないかと感じる。きっと色々な事情があるのかもしれないが……。

だとしても、わたしはやっぱりどうしても行きたい公演があるならば、立ち見券ででも見に行くと思う。それは、その公演がどうしても見たいためだ。しかし、それに客側が100パーセント満足しているわけではないのだと強く主張したい。立ち見はあくまで立ち見なのだ。「あの公演、どうしても行きたかったからさ、値段変わらないけど立ち見で行ったんだぜ〜」と言うのは客へのやりがい搾取にすぎないのだとわたしは強く主張したい。

これまでわたしは何度か立ち見席というものを体験したことがある。立ち見には全部で3種類あり、前方に手すりがある場合、後方に寄りかかれる壁がある場合、なにもない場合である。

一番楽なのは圧倒的に前に手すりがある場合だ。もはや立ち見で開き直っているので、自分のスペースの限り楽な姿勢を探ることとなる。後方に壁の場合には、荷物の置き場所にとても困るという点でなかなか難所となる。基本的に私たちには最低限のスペースが与えられるため、出来るだけ隣の同士の迷惑にならないように振る舞う必要がある。荷物を足の後ろに置いて壁に体を預けるスタイルでは、反り腰になり後半地獄を見る。だからといって壁にぴったり体をつけて足に立てかけるように荷物を置くと、プログラム半ばでその荷物が倒れて気まずい思いをすることになる。結局、体を壁に預けた状態で体の側面に荷物を寄せて手で荷物を管理するスタイルが最強なのだが、多くの場合それが叶うスペースは立ち見には与えられないのが現状だ。

寄りかかるものがなにもない場合は、端的に言って死を意味する。寄る辺もなく立たされ、後ろの壁を許された立ち見民の邪魔にならないように出来るだけ直立不動を強いられながら、わたしは世界史の教科書で見たことのある奴隷船の絵を思い出していた。立ち見で寄りかかれるスペースのない席を用意する主催者は、滅びればいいと思う。

この最後に挙げた寄る辺のない立ち見席のことはなかなか忘れられない思い出だ。

某老舗劇場での会だった。当日券を買いに行くと立ち見しか無いという。値段は通常料金と変わらず。その日はその公演を見たくて家を出ているので、購入。立ち見客は開演の5分前まで会場の近くで時間を潰し、集合して会場に案内されるということだった。集められた立ち見客は大きな荷物を回収され、二列に券番順に整列すると、会場内の通路へ案内される。着いた先の足元には番号の書かれた養生テープが貼られていて、どうやらそれが私たちの席という扱いらしい。通路にぎっちりと並べられた私たちは、お互いにぶつからないように気を遣いながら公演をみていた。手元に残っている荷物は足元に重石のように置き、暗転のたびに小さく屈伸して足のコンディションを保った。ふと、反対側の通路をみると、そちらにも同じように立ち見の観客がぎっしと詰められているのが見えた。決して安い公演ではないのだ。決して、安い公演ではなかったのだ。

人気のある公演に行くと、やはり立ち見の客を見かけることがある。なんだかなあ〜もうちょっと安ければ、いいんだけど。特に、落語の公演なんかでお年寄りが立ち見しているのをみると切なくなる。

演劇の席の等級を考えるはなし

5月はたくさん演劇を観に行く用事がある。演劇は席によって等級が分けられていることが多く、私は良い席(すなわち前!前!かぶりつき!)が良いので、これまで迷わずにS席を選ぶ生活を送ってきた。しかし、ふとその生活に終止符を打とうかという気持ちがチケットを取っている最中に頭をもたげた。

人気のある公演(なくても…)は、プレイガイドで先行抽選が行われる。余程切羽詰まっていない限り、この抽選という制度は使わない方が良い。

なぜなら、べらぼうに高い手数料(公演によっては1000円近くかそれ以上)取られる上に、大して良い席は用意されないためだ。

以前に全席共通の価格の演劇のチケットを購入した際、最速抽選で購入したにもかかわらず、3階席がご用意されたことがある。しかも、そのチケットは一般発売で売り切れることもなく………。

こういうことがあるから、演劇の抽選販売は余程人気の公演でない限りは手を出さないのが吉である。「前方の席を保証するものではありません」と注意書きにある通り、一般発売で取るよりも圧倒的に良くない席が必ず用意されている。

唯一の例外は、落語の先行抽選であり、これまで応募した先行抽選のほとんどで最前列がご用意されていた。そうでなくともかなり良い席が手に入ることが多い。

チケットを購入する上での最善手は一般発売である。座席を選択することができるが、一般発売が始まってすぐに購入する場合には、座席選択をオフにして勝手に席を選択する形式で購入すると、前方の中央が取れやすい。

次にいいのが当日券である。落語は予約購入で割引という制度があるが、演劇にはない。むしろ、当日購入することでプレイガイドの手数料を払わなくていい上に、当日残っている席の中で前方のものから購入できるため、ヘタに一般発売に臨むよりも結果が期待できる。

さて、本題は席の等級の話である。

普段は大抵の公演を先行ないしは一般発売で一番高い等級の席を選んできた私なのだが、大抵は後方席で苦い思いをしてきた。明らかに最前列と1階後方列は同じ値段で通用するものではないと常々思ってきた。

その思いがはち切れたのが、先日「シラノ・ド・ベルジュラック」の公演を取ろうとサイトを見たときである。

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S席12000円、A席7000円、B席4000円

わたしは驚愕した。S席はなんとB席の3倍もの値段をもって観客を楽しめようとしているのだ。それはもう、楽しいに違いない。しかし、しかしだ。

同じ値段を払いながらもいいS席とちょっと惜しいS席が存在するのも確かである。S席とはすなわち、1階ヒラ席である。前のお客さんが大柄で頭の大きな人だったらどうだろう。知らん他人の後頭部を見るのに、料金の半分くらいを持っていかれるのは目に見えている。もちろん、もちろん演劇がそれだけのものではないことは重々承知だが、幾度となくそれで辛酸を舐めてきた身としてはこの、本編と関係なく割りを食う気持ちになることが本当に耐えられないことなのも事実だ。これは知らんおっさんの後頭部を見続けるのに5000円+手数料を払ったことがあるからこそ、アップにした髪の束の間を縫って演劇を見ることに13000円+手数料払ったことがあるからこそ言えることなのだ。

逆に……とこの料金表を見たときにわたしは思った。

あらかじめ席が悪いことが分かっていながら観劇に行ければ、この割りを食う気持ちは薄まるのではないだろうか。

一流の演劇をグッと抑えた値段で見られるだけ、いいのではないか?

幸い、演劇鑑賞を趣味にしているだけあって、オペラグラスは当然持っている。

オペラグラス前提で臨む演劇公演ならそれなりにお値段分楽しむことができるのではないか。

そう思い、先日前哨戦として池袋東京芸術劇場プレイハウスで上演中の「酒と泪とジキルとハイド」を若干舞台が見切れるサイドシートという等級の低い席で見てきた。正直、プレイハウスは大きな劇場ではないため大体どこの席も満足度は変わらないから普通の席でも良かったが………。舞台向かって左手の2階席、多少舞台の下手が見切れるものの、ほとんどは問題なく見ることができた。むしろ1階席後方よりも役者さんたちとの距離は近いため、表情などが分かったのは良かった。

何より通常の席より2000円安いので、その分他の落語会に行ったり昼食を少し奮発したりできる。

演劇の低等級席、まだまだ研究のしがいがありそうだ。

 

ゴールデンウィークが嫌いなはなし

2019年度のゴールデンウィークが10連休になるらしい。会社に勤務されている固定給の方は、嬉しいのかもしれない。

なんの休日にもあたらない5月2日も、祝日に挟まれている日だからお休みになるルールらしい。なにそのオセロみたいなルール、知らない………。

そんな10連休ゴールデンウィーク、正直わたしは全く嬉しくない。

まず、私が就いている職がすべてシフト制の時給の職であり、働いたぶんだけお給料が出る仕事であるということが挙げられる。祝日が休みという仕事も少なくないため、自動的に働くことができる日数が3分の1ヶ月削がれてしまう。つまり、翌月の給料も自動的に3分の2になるという計算だ。生活が苦しくなる種となるようなゴールデンウィークなんて、無い方がましである。

次に、サービス業に従事している場合、10連休がすなわち10連勤に読み変わることとなる。ゴールデンウィークとか全く関係なしに、連日仕事が入る可能性があるということだ。しかも、繁忙期。はっきり言ってやっていられない。

最後に、私がさほど連休が好きでは無いということが挙げられる。先ほども書いたように、私の職はシフト制なので、1日に3件仕事が入ることも全く入らないこともある。もともと忙しさにムラのある職であるため、ちょっと働いてちょっと休むスタイルが性格に合っている。それを考えると、強制的に10日間連続で休まされるスタイルは私にとってストレスでしかない。

どこに行こうとしてもべらぼうに人がいて煩わしく、娯楽をするにも稼ぎ口を止められているためセーブせざるを得ない。

正直、今年の5月3日から5月6日までの4連休ですらギリギリである。来年度のことが心配になりつつ無為に連休を過ごしている。

 

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)

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菖蒲湯で勝負!!なはなし

いきなりの駄洒落です。

菖蒲湯といえば、小さい頃こどもの日になると妙な長〜い葉っぱをお風呂に入れられて、厄落とし!とやっていたイメージ。

ここ何年もやっていなかったのですが、先日スーパーに買い物に出て、菖蒲が売られているのをみて、むらむらと菖蒲湯に浸かりたい気持ちに襲われたため、買ってきちゃいました。

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思い立ったが吉日と買ってきたので、昨日5月4日の段階でだいぶ枯れている……ま、まあ青いから大丈夫でしょ!

そういえば、菖蒲湯ってどうやるのが正しいの?という疑問が。

こどもの日の菖蒲湯!由来は?効果のほどはどのくらい?

このサイトを参考にしたところ、普通にお風呂に入れて香りを楽しめばいいらしいですね。細かく刻んでお鍋で煮出してからお風呂に入れるという手もあるようですが、煮込まれるチャーシュー気分を味わいたい身としてはナンセンス。

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また、目次の中に「菖蒲の葉を湯船に入れたくない場合」という項目がありましたが、そんな輩は菖蒲湯なんてやめちまいな!!という気持ちでいっぱいです。

漢方だと菖蒲を使う場合は根も含めて天日干しにするらしいのですが、だんだん菖蒲が枯れつつあるのとたまたま根がついてるものだったのは、結果オーライなんだろうか。アロマな方向でいいらしいです。

ちょっと珍しいことをやろうとするとなんだかウキウキしてしまいますね。

祖師谷についてのはなし

最近、縁があって祖師ヶ谷大蔵駅によく行くようになった。

小田急線沿線といえば、北沢タウンホールや成城ホールの落語会目当てに使うばかりだったので新鮮な気持ちだ。

祖師ヶ谷大蔵駅前にはかな〜り長い「ウルトラマン商店街」というものがある。祖師谷は円谷プロの本社が砧7丁目にあったほか、祖師谷3丁目には円谷英二先生の自宅があったそうで、その縁で祖師ヶ谷はウルトラマン推しなのだ。

ウルトラマン要素なくない?と思って通っていたが、先週歩いているときにふと街灯に目がとまって驚いた。

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ウルトラマンだ!!!!

そう、ウルトラマン商店街の街灯という街灯すべてがウルトラマンを模したものになっているのだ。まったく気付かなかった………

ちなみに目の高さにはカラータイマーを模した覗きがあり、ウルトラマンの作品が紹介されている。

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本当にウルトラマン商店街だったのかー!!となにを今更なことを実感したのだった。

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しかも種類が結構あって凝っている!!

ほかにも案内板がスペシウム光線になっていたり、オリジナルのお土産があったり………ウルトラマン推しがものすごい。

そもそも祖師谷ってどういう地名なのだろう?というのが今回浮かんだ疑問だ。

わたしが祖師ヶ谷と聞いてすぐに浮かぶのは、落語の「堀之内」に登場する「お祖師さま」である。

堀の内(ほりのうち) 落語: 落語あらすじ事典 千字寄席

このお祖師さまは、タイトル通り堀之内にある「妙法寺」のことで、杉並区にある。

日蓮宗 本山 やくよけ祖師 堀之内妙法寺

余談ながら、このホームページを見ていたところ、ちょっと駅から遠いためか、交通案内に近くの各駅から歩いた場合の消費カロリーが掲載されているのがツボだった。

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やっぱり「南無妙法蓮華経〜」とお題目を唱えながら行くと良いのかしら。

それでは、どうして祖師谷は祖師谷という地名なのだろうか?

調べてみたところやはり、祖師谷も日蓮上人、つまり祖師に関連するいわれがあるらしく祖師谷という地名になったらしい。

ひとつは、村の谷の近くに地福寺という寺があり、その境内に祖師堂があったため祖師谷になったという説。

そもそも祖師堂とは各宗でその祖師をまつった堂のことをいうが、特に禅宗の祖師である達磨大師の像を安置しているものを指すらしい。

地福寺は鎌倉時代に建立された寺のようだが、現在はなく、成城学園哲士寮とつりがね池公園の間にある坂に「地福寺坂」と名前が残されるばかりである。

世田谷の地誌をまとめたサイトによると、地福寺にあった祖師堂は日蓮上人の堂であったようである。

世田谷今昔物語 | 成城エリア - 祖師谷1

もうひとつの説は鎌倉時代の豪族・粕谷氏が領内に祖師山院就沢寺を建立し日蓮上人の他界後に祖師像を安置したことに由来するという説がある。

この場合の祖師谷の谷は粕谷氏によるものということなのか?そうならば、隣の地域の名前は「粕谷」なので、めちゃくちゃ主張の強い一族である。

院就沢寺ものちに焼失してしまい、現存していないという。

以上のように、祖師谷という地名の由来はいずれも現像しない寺や信仰をベースに鎌倉がルーツとされているようだ。肝心の寺が現存していないのに、鎌倉時代日蓮宗の勢いが現代までこのような形で残っているのは、面白いなあと思う。公任の「滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ」の歌を彷彿としてしまった。

 

多量のチケットを保存しているはなし

演劇や落語に通っていると、やたらチケットの半券が溜まっていく。

舞台に通い始めた当時は、こんなに行くとは思っていなかったため、取っておいた菓子箱か何かにまとめていたのだが、だんだんそれもままならなくなってきたため別の手段を取ることにした。

友人でわたしよりも前からたくさん舞台公演に行っている友人がいたため、収納方法を聞いたところフォトアルバムをオススメされた。

100均のアルバムでももちろん良いのだが、あまり枚数が入らないことや片面のアルバムが多かったため無印良品で良さそうなチケットケースを見つけて使い始めた。

www.muji.net

L版の写真が264枚入るフォトアルバム。説明文にもあるようにチケットは無理なく入るサイズで、特にファミマやセブンで発券したものはジャストサイズ。ただし、コンビニ発券のなかでなぜかひとつだけ妙に券の長さが長いローソンのチケットは端っこの点線部分を折らないとうまく収納できない。また、個別に主催の方が発行しているチケットも折らないと入らないものが結構ある。

また、これは使い切ったあとに気付いたことなのだけれど、表紙の裏側がクリアファイルのようなポケットになっていて、少しサイズの大きい程度のものなら入れることが出来るようだ。

つい先日、この264枚のアルバムをすべて埋めきったため、アルバムを新調することにした。できれば寄席のパンフレットを保存できるサイズで、長いチケットも入れたいという考えから同じ枚数入るものの大きさが大きく、ページ数の少ないタイプのものに変更した。

無印良品 | ポリプロピレンアルバムL判・264枚用 通販

これなら幅の広いチケットも収納できるし、一覧できるチケットも増える。なかなかいい感じで今のところは使えている。しかし、やはり一点難点が。このアルバム、高さが31.4センチ幅が29.8センチとほぼ30センチ四方の正方形をしているのだ。そのため一般的なA4サイズのファイルケースには収まらない。高めの本棚の棚にもギリギリだ。

収納場所には頭を悩ませつつ、今一番使い勝手がいいこのファイルなのだと自分を納得させている。

ナゾの白麻婆豆腐

この間、新宿の老辺餃子館に行った際に、メニューにナゾの食べ物を見つけた。

http://www.rouben.co.jp/top01.html

その名も白麻婆豆腐。

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こちらはホームページの画像なのだが、見た目はお世辞にも食欲をそそる感じではない。なんか白いし………。

ただ、説明文は「豆腐と長芋すりおろしの山椒煮」となんだか美味しそうな感じ。

そもそも麻婆豆腐とはあの、殺人的に赤い食べ物のことだろうと思うのだが、語源を調べると意外なことがわかった。

麻婆豆腐(まーぼーどうふ) - 語源由来辞典

これまで私は麻婆豆腐の「麻」は痺れる辛さを示す意味だと思っていたのですが、実際は「麻婆」で「吹出物のある奥さん」という意味で、正式には「陳麻婆豆腐」といい、

清の時代、四川省成都の陳富文の妻が、貧しくて材料もない中、あり合わせのもので来客向けに作ったのが最初とされる。

という由来ということだ。つまり麻婆とは、陳さんの奥さんのことであり、世に溢れる麻婆春雨、麻婆茄子などなど、すべて陳さんの奥さんを冠しているということだろう。ということは、この麻婆は「ステラおばさんのクッキー」の「ステラおばさん」のようなものなのだ。ちょっと悪口っぽいのはご愛嬌で良いのだろうか?

つまり、結局「麻婆」と名前が付いていたとしても、もともとあり合わせなのでどんな料理もアリなのだという結論に私は至った。

しかし、この白麻婆豆腐、一般的な食べ物なのか?そもそも他に白麻婆豆腐などというものを他に出してる店はあるのか?

調べてみると、天下の味の素がクックドゥで「白麻婆豆腐」のもとを売っていることが分かった。

Cook Do® あらびき肉入り白麻婆豆腐用|商品情報|味の素株式会社

そもそも、ググって一番に出てくるのはクックパッドのレシピである……

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そんなにメジャーなおうちでお気軽に作ってしまえるような食べ物なのか!!?と正直わたしは衝撃をうけた。というか、どこまで行ってもレシピしか出てこない!!

2ページ目に入ってようやく、白麻婆豆腐を食べてみた感想が出てきたのでホッとした。

白くてもしっかり辛い白麻婆豆腐と白担々麺 - デイリーポータルZ

安定のデイリーポータルZである。

どうやら白麻婆豆腐というのは横浜中華街「心龍(シンロン)」で生み出された料理らしい。

心龍

記事では山椒の効いたあっさり麻婆豆腐として紹介されている……けれども、老辺餃子館で見た白麻婆豆腐に出てきた山芋がどこにも登場しない。

もしかしたら、白麻婆豆腐は色々な系統があって、一概に心龍だけが元祖とは言い切れないのではないだろうか。調べれば色々な種類、ひいては本土での調理方法があって遡れるのではないだろうか。

ということで、しばらく中華料理に行くたびに気にかけていたいと思う。レシピも試して実際に味見してみなきゃだなあ〜〜