ももんじ通信

ライフログ的なにか

演劇の席の等級を考えるはなし

5月はたくさん演劇を観に行く用事がある。演劇は席によって等級が分けられていることが多く、私は良い席(すなわち前!前!かぶりつき!)が良いので、これまで迷わずにS席を選ぶ生活を送ってきた。しかし、ふとその生活に終止符を打とうかという気持ちがチケットを取っている最中に頭をもたげた。

人気のある公演(なくても…)は、プレイガイドで先行抽選が行われる。余程切羽詰まっていない限り、この抽選という制度は使わない方が良い。

なぜなら、べらぼうに高い手数料(公演によっては1000円近くかそれ以上)取られる上に、大して良い席は用意されないためだ。

以前に全席共通の価格の演劇のチケットを購入した際、最速抽選で購入したにもかかわらず、3階席がご用意されたことがある。しかも、そのチケットは一般発売で売り切れることもなく………。

こういうことがあるから、演劇の抽選販売は余程人気の公演でない限りは手を出さないのが吉である。「前方の席を保証するものではありません」と注意書きにある通り、一般発売で取るよりも圧倒的に良くない席が必ず用意されている。

唯一の例外は、落語の先行抽選であり、これまで応募した先行抽選のほとんどで最前列がご用意されていた。そうでなくともかなり良い席が手に入ることが多い。

チケットを購入する上での最善手は一般発売である。座席を選択することができるが、一般発売が始まってすぐに購入する場合には、座席選択をオフにして勝手に席を選択する形式で購入すると、前方の中央が取れやすい。

次にいいのが当日券である。落語は予約購入で割引という制度があるが、演劇にはない。むしろ、当日購入することでプレイガイドの手数料を払わなくていい上に、当日残っている席の中で前方のものから購入できるため、ヘタに一般発売に臨むよりも結果が期待できる。

さて、本題は席の等級の話である。

普段は大抵の公演を先行ないしは一般発売で一番高い等級の席を選んできた私なのだが、大抵は後方席で苦い思いをしてきた。明らかに最前列と1階後方列は同じ値段で通用するものではないと常々思ってきた。

その思いがはち切れたのが、先日「シラノ・ド・ベルジュラック」の公演を取ろうとサイトを見たときである。

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S席12000円、A席7000円、B席4000円

わたしは驚愕した。S席はなんとB席の3倍もの値段をもって観客を楽しめようとしているのだ。それはもう、楽しいに違いない。しかし、しかしだ。

同じ値段を払いながらもいいS席とちょっと惜しいS席が存在するのも確かである。S席とはすなわち、1階ヒラ席である。前のお客さんが大柄で頭の大きな人だったらどうだろう。知らん他人の後頭部を見るのに、料金の半分くらいを持っていかれるのは目に見えている。もちろん、もちろん演劇がそれだけのものではないことは重々承知だが、幾度となくそれで辛酸を舐めてきた身としてはこの、本編と関係なく割りを食う気持ちになることが本当に耐えられないことなのも事実だ。これは知らんおっさんの後頭部を見続けるのに5000円+手数料を払ったことがあるからこそ、アップにした髪の束の間を縫って演劇を見ることに13000円+手数料払ったことがあるからこそ言えることなのだ。

逆に……とこの料金表を見たときにわたしは思った。

あらかじめ席が悪いことが分かっていながら観劇に行ければ、この割りを食う気持ちは薄まるのではないだろうか。

一流の演劇をグッと抑えた値段で見られるだけ、いいのではないか?

幸い、演劇鑑賞を趣味にしているだけあって、オペラグラスは当然持っている。

オペラグラス前提で臨む演劇公演ならそれなりにお値段分楽しむことができるのではないか。

そう思い、先日前哨戦として池袋東京芸術劇場プレイハウスで上演中の「酒と泪とジキルとハイド」を若干舞台が見切れるサイドシートという等級の低い席で見てきた。正直、プレイハウスは大きな劇場ではないため大体どこの席も満足度は変わらないから普通の席でも良かったが………。舞台向かって左手の2階席、多少舞台の下手が見切れるものの、ほとんどは問題なく見ることができた。むしろ1階席後方よりも役者さんたちとの距離は近いため、表情などが分かったのは良かった。

何より通常の席より2000円安いので、その分他の落語会に行ったり昼食を少し奮発したりできる。

演劇の低等級席、まだまだ研究のしがいがありそうだ。

 

ゴールデンウィークが嫌いなはなし

2019年度のゴールデンウィークが10連休になるらしい。会社に勤務されている固定給の方は、嬉しいのかもしれない。

なんの休日にもあたらない5月2日も、祝日に挟まれている日だからお休みになるルールらしい。なにそのオセロみたいなルール、知らない………。

そんな10連休ゴールデンウィーク、正直わたしは全く嬉しくない。

まず、私が就いている職がすべてシフト制の時給の職であり、働いたぶんだけお給料が出る仕事であるということが挙げられる。祝日が休みという仕事も少なくないため、自動的に働くことができる日数が3分の1ヶ月削がれてしまう。つまり、翌月の給料も自動的に3分の2になるという計算だ。生活が苦しくなる種となるようなゴールデンウィークなんて、無い方がましである。

次に、サービス業に従事している場合、10連休がすなわち10連勤に読み変わることとなる。ゴールデンウィークとか全く関係なしに、連日仕事が入る可能性があるということだ。しかも、繁忙期。はっきり言ってやっていられない。

最後に、私がさほど連休が好きでは無いということが挙げられる。先ほども書いたように、私の職はシフト制なので、1日に3件仕事が入ることも全く入らないこともある。もともと忙しさにムラのある職であるため、ちょっと働いてちょっと休むスタイルが性格に合っている。それを考えると、強制的に10日間連続で休まされるスタイルは私にとってストレスでしかない。

どこに行こうとしてもべらぼうに人がいて煩わしく、娯楽をするにも稼ぎ口を止められているためセーブせざるを得ない。

正直、今年の5月3日から5月6日までの4連休ですらギリギリである。来年度のことが心配になりつつ無為に連休を過ごしている。

 

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)

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菖蒲湯で勝負!!なはなし

いきなりの駄洒落です。

菖蒲湯といえば、小さい頃こどもの日になると妙な長〜い葉っぱをお風呂に入れられて、厄落とし!とやっていたイメージ。

ここ何年もやっていなかったのですが、先日スーパーに買い物に出て、菖蒲が売られているのをみて、むらむらと菖蒲湯に浸かりたい気持ちに襲われたため、買ってきちゃいました。

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思い立ったが吉日と買ってきたので、昨日5月4日の段階でだいぶ枯れている……ま、まあ青いから大丈夫でしょ!

そういえば、菖蒲湯ってどうやるのが正しいの?という疑問が。

こどもの日の菖蒲湯!由来は?効果のほどはどのくらい?

このサイトを参考にしたところ、普通にお風呂に入れて香りを楽しめばいいらしいですね。細かく刻んでお鍋で煮出してからお風呂に入れるという手もあるようですが、煮込まれるチャーシュー気分を味わいたい身としてはナンセンス。

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また、目次の中に「菖蒲の葉を湯船に入れたくない場合」という項目がありましたが、そんな輩は菖蒲湯なんてやめちまいな!!という気持ちでいっぱいです。

漢方だと菖蒲を使う場合は根も含めて天日干しにするらしいのですが、だんだん菖蒲が枯れつつあるのとたまたま根がついてるものだったのは、結果オーライなんだろうか。アロマな方向でいいらしいです。

ちょっと珍しいことをやろうとするとなんだかウキウキしてしまいますね。

祖師谷についてのはなし

最近、縁があって祖師ヶ谷大蔵駅によく行くようになった。

小田急線沿線といえば、北沢タウンホールや成城ホールの落語会目当てに使うばかりだったので新鮮な気持ちだ。

祖師ヶ谷大蔵駅前にはかな〜り長い「ウルトラマン商店街」というものがある。祖師谷は円谷プロの本社が砧7丁目にあったほか、祖師谷3丁目には円谷英二先生の自宅があったそうで、その縁で祖師ヶ谷はウルトラマン推しなのだ。

ウルトラマン要素なくない?と思って通っていたが、先週歩いているときにふと街灯に目がとまって驚いた。

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ウルトラマンだ!!!!

そう、ウルトラマン商店街の街灯という街灯すべてがウルトラマンを模したものになっているのだ。まったく気付かなかった………

ちなみに目の高さにはカラータイマーを模した覗きがあり、ウルトラマンの作品が紹介されている。

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本当にウルトラマン商店街だったのかー!!となにを今更なことを実感したのだった。

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しかも種類が結構あって凝っている!!

ほかにも案内板がスペシウム光線になっていたり、オリジナルのお土産があったり………ウルトラマン推しがものすごい。

そもそも祖師谷ってどういう地名なのだろう?というのが今回浮かんだ疑問だ。

わたしが祖師ヶ谷と聞いてすぐに浮かぶのは、落語の「堀之内」に登場する「お祖師さま」である。

堀の内(ほりのうち) 落語: 落語あらすじ事典 千字寄席

このお祖師さまは、タイトル通り堀之内にある「妙法寺」のことで、杉並区にある。

日蓮宗 本山 やくよけ祖師 堀之内妙法寺

余談ながら、このホームページを見ていたところ、ちょっと駅から遠いためか、交通案内に近くの各駅から歩いた場合の消費カロリーが掲載されているのがツボだった。

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やっぱり「南無妙法蓮華経〜」とお題目を唱えながら行くと良いのかしら。

それでは、どうして祖師谷は祖師谷という地名なのだろうか?

調べてみたところやはり、祖師谷も日蓮上人、つまり祖師に関連するいわれがあるらしく祖師谷という地名になったらしい。

ひとつは、村の谷の近くに地福寺という寺があり、その境内に祖師堂があったため祖師谷になったという説。

そもそも祖師堂とは各宗でその祖師をまつった堂のことをいうが、特に禅宗の祖師である達磨大師の像を安置しているものを指すらしい。

地福寺は鎌倉時代に建立された寺のようだが、現在はなく、成城学園哲士寮とつりがね池公園の間にある坂に「地福寺坂」と名前が残されるばかりである。

世田谷の地誌をまとめたサイトによると、地福寺にあった祖師堂は日蓮上人の堂であったようである。

世田谷今昔物語 | 成城エリア - 祖師谷1

もうひとつの説は鎌倉時代の豪族・粕谷氏が領内に祖師山院就沢寺を建立し日蓮上人の他界後に祖師像を安置したことに由来するという説がある。

この場合の祖師谷の谷は粕谷氏によるものということなのか?そうならば、隣の地域の名前は「粕谷」なので、めちゃくちゃ主張の強い一族である。

院就沢寺ものちに焼失してしまい、現存していないという。

以上のように、祖師谷という地名の由来はいずれも現像しない寺や信仰をベースに鎌倉がルーツとされているようだ。肝心の寺が現存していないのに、鎌倉時代日蓮宗の勢いが現代までこのような形で残っているのは、面白いなあと思う。公任の「滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ」の歌を彷彿としてしまった。

 

多量のチケットを保存しているはなし

演劇や落語に通っていると、やたらチケットの半券が溜まっていく。

舞台に通い始めた当時は、こんなに行くとは思っていなかったため、取っておいた菓子箱か何かにまとめていたのだが、だんだんそれもままならなくなってきたため別の手段を取ることにした。

友人でわたしよりも前からたくさん舞台公演に行っている友人がいたため、収納方法を聞いたところフォトアルバムをオススメされた。

100均のアルバムでももちろん良いのだが、あまり枚数が入らないことや片面のアルバムが多かったため無印良品で良さそうなチケットケースを見つけて使い始めた。

www.muji.net

L版の写真が264枚入るフォトアルバム。説明文にもあるようにチケットは無理なく入るサイズで、特にファミマやセブンで発券したものはジャストサイズ。ただし、コンビニ発券のなかでなぜかひとつだけ妙に券の長さが長いローソンのチケットは端っこの点線部分を折らないとうまく収納できない。また、個別に主催の方が発行しているチケットも折らないと入らないものが結構ある。

また、これは使い切ったあとに気付いたことなのだけれど、表紙の裏側がクリアファイルのようなポケットになっていて、少しサイズの大きい程度のものなら入れることが出来るようだ。

つい先日、この264枚のアルバムをすべて埋めきったため、アルバムを新調することにした。できれば寄席のパンフレットを保存できるサイズで、長いチケットも入れたいという考えから同じ枚数入るものの大きさが大きく、ページ数の少ないタイプのものに変更した。

無印良品 | ポリプロピレンアルバムL判・264枚用 通販

これなら幅の広いチケットも収納できるし、一覧できるチケットも増える。なかなかいい感じで今のところは使えている。しかし、やはり一点難点が。このアルバム、高さが31.4センチ幅が29.8センチとほぼ30センチ四方の正方形をしているのだ。そのため一般的なA4サイズのファイルケースには収まらない。高めの本棚の棚にもギリギリだ。

収納場所には頭を悩ませつつ、今一番使い勝手がいいこのファイルなのだと自分を納得させている。

ナゾの白麻婆豆腐

この間、新宿の老辺餃子館に行った際に、メニューにナゾの食べ物を見つけた。

http://www.rouben.co.jp/top01.html

その名も白麻婆豆腐。

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こちらはホームページの画像なのだが、見た目はお世辞にも食欲をそそる感じではない。なんか白いし………。

ただ、説明文は「豆腐と長芋すりおろしの山椒煮」となんだか美味しそうな感じ。

そもそも麻婆豆腐とはあの、殺人的に赤い食べ物のことだろうと思うのだが、語源を調べると意外なことがわかった。

麻婆豆腐(まーぼーどうふ) - 語源由来辞典

これまで私は麻婆豆腐の「麻」は痺れる辛さを示す意味だと思っていたのですが、実際は「麻婆」で「吹出物のある奥さん」という意味で、正式には「陳麻婆豆腐」といい、

清の時代、四川省成都の陳富文の妻が、貧しくて材料もない中、あり合わせのもので来客向けに作ったのが最初とされる。

という由来ということだ。つまり麻婆とは、陳さんの奥さんのことであり、世に溢れる麻婆春雨、麻婆茄子などなど、すべて陳さんの奥さんを冠しているということだろう。ということは、この麻婆は「ステラおばさんのクッキー」の「ステラおばさん」のようなものなのだ。ちょっと悪口っぽいのはご愛嬌で良いのだろうか?

つまり、結局「麻婆」と名前が付いていたとしても、もともとあり合わせなのでどんな料理もアリなのだという結論に私は至った。

しかし、この白麻婆豆腐、一般的な食べ物なのか?そもそも他に白麻婆豆腐などというものを他に出してる店はあるのか?

調べてみると、天下の味の素がクックドゥで「白麻婆豆腐」のもとを売っていることが分かった。

Cook Do® あらびき肉入り白麻婆豆腐用|商品情報|味の素株式会社

そもそも、ググって一番に出てくるのはクックパッドのレシピである……

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そんなにメジャーなおうちでお気軽に作ってしまえるような食べ物なのか!!?と正直わたしは衝撃をうけた。というか、どこまで行ってもレシピしか出てこない!!

2ページ目に入ってようやく、白麻婆豆腐を食べてみた感想が出てきたのでホッとした。

白くてもしっかり辛い白麻婆豆腐と白担々麺 - デイリーポータルZ

安定のデイリーポータルZである。

どうやら白麻婆豆腐というのは横浜中華街「心龍(シンロン)」で生み出された料理らしい。

心龍

記事では山椒の効いたあっさり麻婆豆腐として紹介されている……けれども、老辺餃子館で見た白麻婆豆腐に出てきた山芋がどこにも登場しない。

もしかしたら、白麻婆豆腐は色々な系統があって、一概に心龍だけが元祖とは言い切れないのではないだろうか。調べれば色々な種類、ひいては本土での調理方法があって遡れるのではないだろうか。

ということで、しばらく中華料理に行くたびに気にかけていたいと思う。レシピも試して実際に味見してみなきゃだなあ〜〜

 

 

 

4月の舞台・演芸鑑賞まとめ!

あいつだ!と思っても見過ごす勇気を持ってご覧ください。

4月1日

PARMUSIRライブビューイング

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劇場で見た時と比べて、それぞれの表情がとてもよく見ることができた。なにより安田顕さんの泣き方が凄まじかった。アップで見られて衝撃だったけど良かった。

 

のびろ!!たけ平・林家たけ平独演会その十一節

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いつもキリッとしている印象なので、変わり目の酔っ払いがすごく新鮮だった。中入りを挟んだ甚五郎ものの繋ぎが水戸黄門みたいでカッコいい!竹の水仙もねずみもサラッとしていて気持ちよかった。

 

4月3日

立川談春独演会

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大ネタもこなしつつ、聴いたこともないネタが飛び出るのが楽しみなのが談春師匠の会。「こんなネタ聴いたことないでしょう」という談春師匠に客席から「さん喬師匠がやってました!」の声。「さん喬師匠かあ〜(苦笑)」

 

4月4日

深川亭砥寄席・深川噺処〜たけ平・萬橘・志の春〜

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不定期な出張公演。豪華なメンツでウキウキでしたが、思いの外に入りが………!あの人数で聴くのが勿体ないくらいの会でした。

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深川江戸資料館の怖い人形。後ろがあからさまに人形なので、前のやつにいつもビクッとさせられる。

 

4月7日

水族館で落語。

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左平次師匠の崇徳院。あっさりしながらも登場人物のチャーミングな部分がたっぷりですごく好きです。

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サンシャイン水族館には初めて行きましたが、良かったなあ。夜で一部の展示が終わっていたので、また空飛ぶペンギンを見に行きたい。

 

4月8日

お江戸日本橋亭でヤル会

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ベテランの声優さん、俳優さんが教わった落語をやる会。本当に各業界のベテランの方々で、間の取り方が上手いのなんのって……ボソボソ系の落語も堪能。好きなんだよなあ

 

4月10日

立川談春独演会

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週間談春。たっぷり3席。サラッとしてるから、スッと馴染んで聴ける。師匠にとってとても大事な日に、大事なネタが聞けたのは光栄でした。

 

4月12日

入江雅人グレート一人芝居パンクスタイル「オリジナルシング」

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自由。しかしグダグダにならない。入江さんのお芝居もずっと見ていたいけど、彼が触れてきた作品それ自体も読んでみたいなあって。

 

4月13日

ムロ式.10「シキ」

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地の果てで途方もなく長い芝居を。よみうりランドの広い園内をゼーゼー言いながら走り、アシカショー用の椅子で尻が爆散したけれども、とてもいい会でした。演出と構成がとても綺麗で見惚れてしまった。クライマックスは別会場ではどうなってたんだろう。らんらんホールでしか出来ない演出に納得。言った甲斐があるわあ〜

 

4月17日

カジャラ#3「働けど働けど」

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これまででやっぱり一番好きなカジャラ。出演者のみなさまがとにかく楽しそうで。ああ…あれもよかった、これもよかった……思い出しニヤニヤが止まらない。リピートして良かった!我らが小林賢太郎さんのお誕生日でした。

 

気になる三人かい…

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実力派ぞろいの共演者と自分を比較してしきりに申し訳ながる萬橘師匠。その姿はとってもチャーミングでした。今日はこの三人が出るから、萬橘師匠が出るから私はこの会に来たんですよーー!と声を大にして言いたい会だった。楽しかったです。

 

4月20日

つきつきまんきつ

前回無くなった質問コーナーが復活。いろんな切り口から考えていることや最近あった出来事が聞けるのがこの会ならでは。あまり賢すぎない子は鎹の亀ちゃんがいい感じ。次回は6/15

やかん泥 まん坊

義眼
ちはやふる
子は鎹

 

4月21日

談吉百席

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お師匠さんのお話をたくさん聞くことができました。春の話、長屋の花見は聞く側としてはこれか〜って思うけど嫌いになれない。馬鹿馬鹿しすぎて気を張ろうにも張れないネタ。これができる落語家さんの喜びっていうのは分からないけどなんとなくわかる気がする。

 

4月25日

谷中はなし処

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月例の会。ただただ楽しい。聴いたことある中で、この方の浜野矩随が一番すき。

 

4月26日

立川志の麿二ツ目昇進記念の会

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晴れやかな会。この会は志の輔師匠が二ツ目に昇進したときに談志師匠にやっていただいた形を踏襲しているそう。志の麿さんのネタは志の輔師匠が二ツ目に昇進した会でかけたネタということ。志の麿さんの雰囲気にとても似合っていて素敵でした。

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ルーティン

 

4月27日

谷中はなし処

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絶品ぞろい。楽しい会の時は帰りに楽しさが振り切れて頭がパーになってるのがよく分かった。コントも初日から仕様替え。「オレオレ詐欺」オチがかな〜り好きかもしれない。

 

坂本頼光活弁独演会〜活動弁士十八年〜

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無声映画3本に王楽さんの魚のラブレターの落語(タイトル不明)

サザザさんのキーホルダー、実際に見たら可愛くて買ってしまった。どこで使おうかな。

前半、頼光さんの声とピアノの生演奏が心地よすぎた……!剣聖荒木又右衛門は普段聴くコミカルな活弁よりもカッチリしたイメージでした。

後半。

デブの語源にもなった「デブ嬢」は前半とは打って変わってハイパーコミカル!ピアノもテンポが速くて楽しかった〜。そして、映画解説は勉強になりました。結局どの人がロイドだったのかはよく分からなかったけども。

「海の水はなぜからい」無声映画式ゆるアニメ。現在のアニメよりもセル画数がめちゃくちゃ多い頃のアニメなのでぬるぬる動く。多分ディズニー式に作画したんじゃないかな。突っ込みどころ満載の楽しいアニメでした。

「サザザさん9話」これで本当の本当にシリーズ最後とのこと。強烈な毒気といい発想といい、以前にワゲイモノで松之丞さんに言われていた「分かりやすい天才」というのは言い得て妙。今回のも面白かったけど、個人的には見たことのある刺青の話の方が好みです。というかこれ、五年後くらいに覚えてる人いるのか……!!?

 

4月28日

スーパーのはなしをしよう5

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トークイベントなのでもはや着替えない二人。高座は置くものがある関係で出した意味は分かるが、金屏風は……いるのか!!?と思った。毎度のことながらなかなかスーパーのはなしをしないが、そこが良い。とにかく楽しい気持ちになって帰れる会です。

写真は可視化された雑談。なぜか逆さまに……気になった演者さんの発言をそれぞれの担当の色の付箋に書いていくという企画。これが振り返りの時間に読まれると妙に嬉しい。ラジオみたい。

 

4月29日

よってたかって春らくご

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GW突入一発めの落語。晴れやかな豪華メンバー!この顔つけをしてみせる渦産業の心意気ったら。苦しくなるくらいたっぷり笑って、良い連休のスタート・四月の締めくくりとなりました。トバしてる白酒さんよかったなー

 

以上!4月も阿保ほど遊びに行きました。

 

ブログの更新のはなし

突然だけど、わたしはめちゃくちゃズボラである。

ズボラが服を着て歩いていると言っても過言ではないほどであり、出来れば面倒くさい事はやらずに生きていきたいと思っている。

面倒くさいことをしないで済むならばどんな手でも尽くすのが私だ。

そんな面倒くさがりの私だが、なんだかんだで最近きちんと毎日ブログを更新できている。自分で自分を全力で褒めてあげたい。

わたしは面倒くさがりやであると同時に自分にとことん甘い女なのだ。

わたしは面倒くさがりやなので、毎日ブログを触っているわけではない。予約投稿機能を使っている。

思い立ったタイミングで書いた記事を順次まだ予約投稿の入ってない日の12時に投げるようにしている。

わたしは面倒くさがりやな上にズボラなので、目の前にあることをその場で片付けないと、一生やらない。「このテーマでブログを書こう!」と思った瞬間に書かないと一生書かないし、テーマも5分後には忘れている。

「書きたい!」の波はなぜか、同じ日に断続的に来ることが多い。そのため、普通に投稿していると、何日かに一度ドバッと記事を投稿する形になってしまいバランスが取れない。

結果として、週に3日ほど記事を書いて、毎日更新する形に落ち着いた。ズボラの割に作業を始めると集中するタイプなのが功を奏している。

何本も一気に撮る笑点小遊三師匠がその日の収録の最後の回に言う「今日は一体、何月何日でしょう」状態だと思っていただければ幸いです。

 

花のズボラ飯

花のズボラ飯

 

 



 

 

コンビニのおばちゃんの底力

先日、起きたら前日に食べた焼肉のニンニクが自分でも分かるほどに強烈に臭う日があった。朝から人に会う用事があった私は、とりあえず念入りに歯を磨いて家を出たが、電車に乗ってからヒシヒシと自分がめちゃくちゃ口が臭いことを認識しはじめた。

非常にまずい……と思った私は、目的地の近くのコンビニに駆け込んだ。この息の臭さはブレスケアでしかどうにかできん!と思ったが、ブレスケアは見当たらず、口臭スプレーを購入。そのレジでの出来事である。

商品をレジに通した店員のおばちゃんが一言、

「開けてい?」

と言ってきた。一瞬意味がわからず顔を上げると、口臭スプレーのパッケージを開けていいかということらしい。

店に入ってきて一目散に口臭スプレーだけ買って帰ろうとしている女の意図を見事に汲み取った対応である。「お願いします」というとおばちゃんは「ん、中とって」とパッケージを差し出し、中身だけ渡すとゴミを処分してくれた。すぐに必要なものを使うことができて、ゴミまで無くなって、本当に気分が良く、ありがたく感じた。

類推する力はつくづく大事だなと思う。人の行動や言動について、前後から続く行動や思っていることを察して動くことができるのは、その人の宝とも言える能力かもしれない。磨いていて損のないこの能力だが、磨くためには他の類推能力の匠に立ち会って学ぶことがもっとも手っ取り早い手段だろう。

大変貴重な機会をくださったコンビニのおばちゃんに盛大な拍手を贈りたい。

 

HEAD STRONG シリコンバレー式頭がよくなる全技術

HEAD STRONG シリコンバレー式頭がよくなる全技術

 

 

 

うざいとは分かっているけども・・・

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2ヶ月に一度、美容院にいく。

美容院は私がひとにマッサージをしてもらう唯一の場なのだが、どうしてもやってしまう悪い癖がある。

本を読み、パソコンをさわり、好きさえあればスマホを見ている私は自分でも相当な肩凝り持ちである。それは重々承知している。知っていて、それで満足できればそれが一番なのだが、それが人にマッサージされるタイミングで歪んだ欲望として鎌首をもたげる。

 

「フフ・・・凝ってるでしょう・・・」

 

しばらく方を揉まれたあとにおもむろに上の台詞を吐くのが私の悪癖だ。

当然あいては「ハア・・・」とあいまいな返事をすることしかできず、一方的に私の凝り自慢がなされてその場が終わる。

悪い癖だ悪い癖だと思いつつやめられないのがこれなのだ。