ナビダイヤルでお繋ぎします
生活の中で時折、「間」について考えることがある。本当に本当の偶然ではあるんだけど、なんだか間が悪い瞬間というのは存在する。
以前に窓口でのアルバイトをしていた。来客の少ない施設だったため大抵は事務作業が中心の仕事で、奥の事務室を拠点に作業をこなしていたのだが、事務室に道具や書類を置きに席を外している時に限って来客がある。さらには来客対応中に電話が鳴りまくり、上司が用事を伝えに………。10分間で5時間分くらい人に接することになる時間が発生することが度々あった。
そんなことを思い出したのは、今日久々に落語の公演のチケットを当日券で取っている最中だった。
チケットぴあの当日券専用ダイヤルに電話をかけてチケットを取るだけの簡単な推しごとなのだが……。スタートでもたもたしてしまったので、話し中のツー、ツーの嵐を30分ほど経験。寝起きだったのでトイレにも行きたいし、でもその間に繋がっても困るし……というか、こういう場合、トイレに入った途端に電話が繋がることって結構多いのよね……と悩みながら、しかしままよ!と洗面所に移動したら、案の定途端に電話が繋がる珍事。
「ナビダイヤルにお繋ぎします」の声がとても嬉しい反面、なんて間だ……と苦笑してしまったのでした。間がいいんだか、悪いんだか。
でも、こういう形で「間」を掴んで、味方に付けられると、生活も楽しくなりますよね。
そんな感じです。