ももんじ通信

ライフログ的なにか

ランボーは最強のミニマリストかもしれない

『ロッキー』シリーズでチャーミングなロッキー・バルボアに出会って以来、シルベスタ・スタローンのことが大好きなのだけど、作品はマジでロッキーシリーズしか観てないよなあ…と思い続けてはや何年か……。

なかなか持て余していたサブPCの調整がてら、家の中ならprime videoをサクサク観られるように調整したので、いい機会だと思って『ランボー』及び『ランボー怒りの脱出』を観ました。

布団から出ないで映画見られるのいいなー。

更なる野望としてはプロジェクターを買って壁に映画を投影するというのがあるんだけど、それはまた別のお話……。

さて、まずは『ランボー』。

 

ランボー (字幕版)

ランボー (字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

田舎町を訪れるベトナム戦争帰りの青年、ランボー。演ずるは当時36歳のスタローン。垂れ目がで童顔な彼がもう本当にチャーミングでそれだけでまあまあ満足なのですが……。

こんな田舎町で、評判に聞くようなアクション要素が発生することなんてあるのか……?という疑問を抱いていたのですが………。

食事をしようと街中を歩くランボー

保安官に街中をうろつくなと街外れに連れて行かれるランボー

街に戻ろうとすると逮捕され、虐待されるランボー

虐待から逃れようと逃げると執拗に追われ、銃で撃たれまくるランボー

ランボーが何したって言うんだ!!!!

ランボーはご飯が食べたかっただけなのに!!!

ほんとランボー可哀想。ランボーは何もしてないのに……。

個人的なツボは暴れるランボーを抑止するために軍から派遣されたサミュエル・トラウトマン大佐。穏やかな物腰と的確なアドバイスをキメる大紳士なのに、ぜんっぜん提案を受け入れてもらえないという。アドバイスが却下されると「フフ…お前らはランボーのこと知らないからな…」みたいな顔してそれ以上ゴリ押さないし。なんできたの?なにしにきたの??ランボーが全幅の信頼を置いている役柄ということで、パパみもすごいし、グリーンベレーとしてこの人に訓練を受けて最強にさえならなければランボーは戦争の中で死ぬことができたのに……という恨みもあり、ランボーとの間のクソデカ感情がすごすぎてたまらないすな。演ずるリチャード・クレンナもかっちょよかった〜。

装備はほぼほぼ愛用のサバイバルナイフ一本という状態で、敵から武器を奪い、敵の攻撃を利用し、その場にあるものを活用しまくって相手を殲滅していくランボー。暴力が鮮やか過ぎて、惚れ惚れした〜。マジでなにもない状況からガンガン相手を痛めつけていくというのは、これはもう最強のミニマリストですよ。置かれた場所で咲きまくってて、次の手でランボーが何をするのかが楽しみでこれがアクション映画の楽しいところだな……と思いました。個人的には岸壁をクライミングしていくスタローンの筋肉の躍動が刺さりました。本当に美しい……。最高だよスタローン……。

ベトナム戦争自体は伝聞の伝聞くらいの知識しかないのだけれど、それまで黙々と敵を倒していたランボーのクライマックスの独白には胸を打たれるものがありました。国のために戦い抜いた結果、終わらない戦争の中に立たされてしまう帰還兵としての悲しみと孤独。私は想像することしかできないけれども、理不尽な暴力に対して毅然と暴れまくって街一つ破壊したランボーが縮こまって憔悴しているさまというのはかなりつらかった。

まだまだ見られていないいい作品というのはいっぱいあるんだなと思いました。今年はいっぱい映画を見られたらなあと思います。

ランボー:怒りの脱出』の感想はまた次回~