ももんじ通信

ライフログ的なにか

ブチ抜く方法が端的にわかるが、自分がブチ抜けるかは別問題。(『ブチ抜く力』)

 

ブチ抜く力

ブチ抜く力

 

 

正直、与沢翼のイメージは5,6年前の姿のままで止まっていたので、昨年からツイッターで見始めた姿はあまりに印象が違っていて驚いていた。

ツイッター与沢翼を見始めたのはダイエットを始めた直後だった。痩せるための目標を立て、それについてできるアプローチを仮説立てる。そして、そこにかなりストイックに取り組み、毎日レビューを欠かさない。最短スパンのPDCAサイクルのお手本だった。

公開される取り組みに対して、ものすごい数の頼みもしていないのにアドバイスしたがる「教えてあげる君」がまとわりついていたが、本人は意に介さずあしらい、その反面自分の望む結果を出している人にはリスペクトを欠かさない姿もかつて感じた印象とは一線を画しているように感じた。

この本では、この一連のダイエットの記録、あるいは投資で資産を増やしていくための考え方や行動のベースがかなり丁寧に示されている。

目指す目標の「センターピン」を掴み、それを実行することで最短での成功を狙うことが「ブチ抜く」ための必要条件であり、やり抜きたいことがあるときは一点集中することで成功を突出させるということだった。

ダイエットと投資それぞれについてかなり具体的な成功に向けてのプロセスも記録されており、他のことにも応用しやすい形になっていた。

なにより、文章にある説得力が気持ち良かった。あとはこの与えられたヒントを実践できるかどうかだと思う。出来る出来ないは別問題よのう。