ももんじ通信

ライフログ的なにか

発達障害の同僚とどう向き合うか

新しい職場には、おそらく発達障害だな……と感じる人がいる。人から間違いを指摘されると自分を完全に否定して侮辱されたと思い感情的になってしまったり、いくつかあるタスクを整理してこなすことができなかったり、マスターしてるわけではない作業に自己流を入れてぐちゃぐちゃにしてしまったりする。同僚同士の会話にうまく入っていくことができなくて、無理矢理一方的に自分の知識を押し付けてくる。その人が話に入ってくると、その人の話を会話に参加してる全員が聞き続ける形になってしまう。内容も妙に自虐的でネガティブで、自分の身内を必要以上に下げる。足音や動作の音が大きく乱暴。イヤゲモノを持ってくる……等々。すごくいい人だし、嫌いなわけではないんだけど、その場にいるとちょっと怖いなと感じてピリピリしてしまう。

わたしは発達障害という状態があることをもともと知っていたし、前の職場でもおそらくそうなんだろうなという方に触れる機会もあったので、なんとなく相手の地雷に触れることもなく過ごすことができていたのだけど、今回意外に発達障害について知ってる方がいないということを知った。

その名前や状態さえも認識にないので、みんな平気でその方の地雷を踏み抜いていくのだ。

ただ、ふつうの職場において特定の誰かを「この人発達障害です!」と言ってしまうことはハラスメントになってしまうためできない。

さりげなく、その方をサポートしたり周りに一緒に気持ちよく過ごせる方法を伝えられたらなあと思う。

 

 

1番シチュエーションに合ってる本はこれかなと思い、読んでみた。かなり基礎的な発達障害の特徴とそれに対する職場でのサポートについて詳説してあった。ただ一方で、その人に合っていない職務を周りが心を砕いてそのまま続けさせることに意味はあるのだろうかと感じた。

それぞれに得意な作業や仕事を割り振って行わせる業務移行が必要なのではないだろうか。

この本の末尾には、職場として本人にどんなアプローチができるかがまとめられている。発達障害そのものというよりかは、二次的に生じるうつ症状などを発端に該当の方が発達障害だと判明するケースも多いと知り、色々な方法があるのだなと参考になった。

自分にはできないことなので、何かしらの形でアプローチできればなあと思いつつ、わたしがそこまでやってあげる必要はあるのだろうか。いずれにせよ業務に多少は支障があるのだから何かしらの働きかけができたらいいなと思う。