暴力!暴力!暴力!【映画「ディストラクションベイビーズ」感想】
今週全然映画見れてないな〜〜〜これでストック最後なのですが。
一言で言えば、柳楽優弥が人を殴りまくる映画。もはや台詞もなく出会うヤカラっぽいやつを片っ端から殴っていく。格闘技をやってるわけではなくて、泥仕合いみたいな喧嘩でただスタミナだけは異常にあるので、ヤカラにも勝ちまくる……。
めちゃくちゃ人を殴りまくるのでレートはかかっているけど、血糊以外の特殊メイクがほとんど出て来ず人体破壊描写とかもほとんどなかったので柳楽優弥がニヤニヤしながら人を殴りまくるのが怖いこと以外には特にウワ…ってなる描写はなかった。
ただただ喧嘩の腕だけでチンピラにカウンターをかました姿にすげーってなっちゃった菅田将暉がまさに虎の威を借る狐になって通り魔暴行事件を起こし、キャバクラの送迎車をジャックして、キャバ嬢ごと連れ去り人も殺すという……。不意打ちで女の子を殴るシーンがまたクズでクズで……。動機が自分の力の誇示なので、なにかやればやるほど焦燥感が襲ってきて、イラついて当たり散らす感じがリアルだった。
小松菜奈ちゃんがやってる拉致られるキャバ嬢も、普段は同僚に意地悪したり万引きしたりとどうしようもない感じなのに、いざヤカラに拉致られたという勲章を得た途端に女神様みたいに崇められてしまう感じ………。
映画自体は暴力が題材だけど、ほかのいろんなものにも落とし込めそうな誇示とか権力とか力とか……画面から目を離せない作品でした。