ももんじ通信

ライフログ的なにか

EToS江戸東京研究センター特別対談企画「日本問答・江戸問答」に行ってきた

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4月21日に法政大学薩埵ホールで開催されたEToS江戸東京研究センター特別対談企画「日本問答・江戸問答」に行ってきた。同団体としては二度目のイベントで、昨年出版された田中優子さんと松岡正剛さんの対談本『日本問答』のPRと江戸東京センターのアピールのためのイベントだったようだ。

 

日本問答 (岩波新書)

日本問答 (岩波新書)

 

日本問答は事前に購入して半分ほど読んだ状態で行ったのだが、田中さんと松岡さんの話す雰囲気であったりお互いの途方もなく厚い教養が心地よい読み心地だった。

当日は、以前に「情熱大陸」で拝見して以来好きになった松岡正剛さんのお話を聞きたくて会場に行った。

前半は田中優子さんと松岡正剛さん、それぞれの講演があり後半に対談というプログラムだったが、後半のお二人が話しながらテーマを深めていく様子がやはり本の読み味と同じで心地よかったことと、お互いがおっしゃっている内容が重複していて結果繰り返しのようになっていたことから、もっと深い話を聞けたかもという点で全編で対談を行ってもよかったのかなと感じた。もっともっとお二人の話が聞きたかったなあ。

キーワードは「デュアル」と「おもかげ」。日本の考え方は「おおもと」にある「おもかげ」を常に残すために「デュアル(二極的)」なものになっている。それを様々な角度で考えていくプロセスが刺激的でした。

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対談を聞いた後に『日本問答』に戻ると、字面では分かりにくい空気感のようなものが立ち上ってきて、対談を聞く前よりさらに読みやすく感じました。田中さんと松岡さんが本当に楽しそうにお話しされるのが良かったんだよなあ〜